温度

おはようございます。どんよりとして暖かい朝の河津です。

コーヒーを淹れるときのお湯の温度の質問をよく受けるので、お話します。

お湯の温度は苦みの発生に係ります。「苦み」といっても、深煎り豆の良い苦みでなく、痛烈な別の苦みです。タンニンなどと言われる成分です。

注ぐお湯の温度が高くなると、これが一気に出ます。つまりきつい苦みになる。温度を低くするとその成分の出を遅らせることができます。

「じゃあ、思いっきり低くしてしまえばいいではないか。」という話になりますが、あまりに低いと成分そのものが出にくくなるので、珈琲については、うす酸っぱく感じることになります。

この傾向は当店の豆に限らず、大手メーカーだろうがコンビニだろうが共通する化学的特性です。

では、当店では何度なのか?

83℃にしています。苦みと酸味にバランスがいいと感じるのでこれにしています。さらに「商品」を製造しているので、毎回変わらない味にしなければならないので温度計で温度を測っています。「勘」でやりません。

ご家庭においては結構面倒かもしれないので、お湯が沸いたらふたをとって数分置くだけでもそれなりに下がります。「熱湯よりは下げたほうが飲みやすくなる」と覚えておけばいいですね。

でももし、よりマイルドに仕上げたいと思われる方は100℃計で測りましょう。お湯を一旦沸かして、ドリップポットにとり、温度計をさして水を注いで強制的に下げます。

ドリップでくるくるするのはそれなりに経験がいりますが、お湯の温度を測るのは誰にでもできます。確実に成果があります。

興味のある方はやってみてください。

それでは今週も珈琲修行に励みましょう。

おはようございます。風の強い朝の河津です。

河津浜まで歩きました。台風前はたくさんあった流木やごみが、見事に流されて浜がきれいになっていました。あのゴミたちはどこに行ってしまったのだろう。なんだか複雑な気持ちです。

男の文庫の新刊です。朝日新聞の社員でありながら、ライターもやって、コメ作りをやるために九州に転勤した人のお話です。

ライターは一生やるつもりで、ちょっと生きる糧を自分で得るために朝の1時間限定で田んぼをやるという、含蓄のある文章でなかなか読みごたえがあります。久しぶりに一生懸命読んだ本です。

河津もよく見るとそこらじゅうで木が倒れていたりしています。

今日も気を付けてお過ごしください。

問題なし

おはようございます。台風一過の穏やかな朝の河津です。

昨日は、皆さんいかがだったでしょうか。進路だった伊豆よりも長野や北関東などの周辺部の方が大変なことになってしまったようです。

皆様からはたくさんの心配のメールや電話を頂きましたが、ほとんど何もありませんでした。ありがとうございます。町内や隣の東伊豆町も調査してきましたが、被害らしいものはほとんど出ていませんでした。よかったよかった。

な、はずですが、見上げてみたらなんと!上の看板の左にご注目ください。

「ようこそ」なはずが、「やうこそ」になっていました。わはは。

なんか文学的な看板になってきた「やうだ」。これからは、台風のたびに少しずつはがれて、やがて全貌が判るのでしょうか。

みなさん、お笑いに来てみてください。

台風

おはようございます。巨大台風の目的地になっている河津です。

すでに風共に非常に強くなっています。河津川はすでに水位が高水敷に上がり始めました。かなり心配です。

皆さん万全な準備をして下さいね。

こんな日でも、一応やっています。地獄ハンドビックがたくさん残っているので。

勇気のある方はどうぞ。

デジタル

おはようございます。台風来襲の前に、未明から地獄焙煎の男、島村です。皆さん備えは大丈夫でしょうか。

さて、久しぶりにオーディオのニューマシンが入りました。

真ん中のラックの上の小さいのにご注目ください。ペンギンの横。

もうあらかたやってしまったと思っていたら、まだ未開だった世界がありました。

デジタルアンプ

それも、一部で話題の激安中国製デジタルアンプ。大きさはCDとの比較で分かりますね。重さはなんと300g位。

こんなもので、本当にまともな音が出るのでしょうか。ネットでは絶賛しています。だって、¥3000ちょいですもん。アンプって、まともなもので10万円以上していました。いまなんか、50万円くらい楽勝です。

聴いてみると・・・

な、何という事だ。いい。すごくいい。半年ほど前まで所有していたLUXMANなどの巨大アンプに三下り半を突き付けた、プロ用のアンプといい勝負をしています。とにかく解像度(細かい音の成分が聴こえる)が高く、しかもすごく聴きやすい。でっかいスピーカーのウーハーも動く動く。

若干ドライな味付けに感じますが、大した違いじゃありません。

オーディオなんて、こんなんでよかったんすね。やれやれ。はっきり言ってお勧めです。見るからに軽薄短小で、所有する喜びゼロですが、いわゆる高級アンプなんかよりいいような気がする。だって、¥3000だし。やはり、いいものはいいと認めて自身の認識を更新してゆかなければなりません。

ニセJBLと合わせて、お気に入りの超ミニシステムができました。

それではご機嫌な一日を。

水出し珈琲

おはようございます。朝一で白浜にボディーボードをやりに行きましたが、素人は死にそうな波だったので、しっぽを巻いて逃げてきた男、島村です。

さて、水出し珈琲の発送のご注文を頂きました。北海道まで、8回分で送料¥188です。郵便は凄いです。

麦茶と同じ紙製のバッグに細かく挽いた水出しブレンドを80g入れます。

ボトルに入れて、水を1リッターで冷蔵庫で一晩。簡単にアイスコーヒーができます。

この水出しは、レストランやカフェにも卸していて、大変好評です。

では、なぜ水出しをするのか?

当店のアイスコーヒーは、ドリップで抽出したものを氷を入れたグラスに注いで急冷します。

この方法がもちろん最高の香りとのど越しを楽しめますが、お湯で淹れるのでコーヒー液の中に油分が出ます。なので、長持ちしない。翌日まで使ったりするのはやめましょう。ドリップで出した珈琲を冷蔵庫でゆっくり冷やすのも、あまりおすすめしません。

それに対して水出しは、冷たい水を使うので油分がほとんど出ず、長持ちします。1週間くらい美味しく飲めます。

そう、水出しの一番の目的は長持ちさせるためなんです。さらに、技術がゼロなので誰がやっても同じ味になります。ここで忘れていけない本質的な問題は、コーヒーの味はそのほとんどが豆の良しあしで決まるという事です。気を付けましょう。

水出しを温めて飲むのもおすすめしません。冷めきった珈琲を再加熱すると成分が焦げ付いて、煮えたような味になります。その味が好きな方にはお勧めしますが。

水出しの話だけでも何ページになってしまうので、ここいらへんで。

今日と明日はお休みです。


アイスティー

おはようございます。爽やかな朝の河津です。

季節外れのアイスティーの作り方。

アイスティーは味もさることながら、見た目の非常に大切なドリンクなのでいくつかの注意点があります。

まずは茶葉の選択。紅茶は産地の標高によって、味や色が基本的に決まってくるので、中くらいの高さの産地のもの、アッサム、ディンブラなどがオススメです。ダージリンやウバ、ヌワラエリヤなどの高地産のものは、色が薄くなってしまい、味も薄く感じやすくなるのでお勧めしません。さらに高地産は、色が薄いのにカテキン多く含まれているので、クリームダウンという濁りのもとになりやすくなります。

ちなみにもっと本質的な「良い茶葉」を手に入れないと、そもそも話にならないのでご注意ください。どこにあるのでしょう?頑張って探しましょう。有名ブランドはあてになりません。

茶葉を用意して、サーバーにティースプーン2杯入れて、熱湯を180㏄注いで、ふたを開けたまま2分。氷を山盛りいれたグラスの8分目まで一気に注ぎます。「一気」大切です。そしたらすばやく長いスプーンを刺して、上下を返すように攪拌して冷まします。ここで一連の作業を素早くこなさないと、クリームダウンを起こすので気を付けましょう。

クリームダウンとは、氷と高温の紅茶が接することによって、その温度差で表面のカテキンが結晶化することです。それを防ぐには素早く攪拌して、それを解いてやるか、最初からシロップを入れておいて結晶化を防ぐという手もあります。

思ったよりも長くなってしまいました。全部書くとこの何倍にもなるので、今日はここまで。

メジャースプーン

おはようございます。美しく晴れ渡った穏やかな朝の河津です。

珈琲の軽量に使うメジャースプーンです。

色々なタイプがありますが、これは12gタイプと言われるもの。

同じ形でちょっと小さいカリタの物は10gタイプ、円錐形のメリタの物は7gタイプです。

どれを使ってももちろんかまいませんが、なるべく毎回同じ濃さにしたいと思う場合は、豆をすくって上に盛り上がるような使い方はやめましょう。あくまでも計量するためのスプーンなので。

すり切って使うようにしましょう。

じゃあ実際どのくらい使えばいいのか。大まかな言い方をすると、使うものにもよりますが、すりきり1杯でカップ1杯分と考えましょう。もちろん多く使えば濃くなり、少なく使えば薄くなります。

2杯分3杯分の場合は、どうなるのか?

つい倍倍にしてしまいそうですが、それでは加速度的に濃くなってしまいます。2杯分以降は6割増し。

つまり、1杯分を擦りきり1杯としたときに、2杯分はすり切り1.6杯で倍の量を抽出します。そして3杯分は、2杯分で増やした分の6割増し。すり切り2.0杯で3倍の量を抽出すると同じ濃さになります。意外でしょ。

豆でなく粉になったものの場合の分量はどうなのか?

なぜか豆も粉もほとんど同じ分量でいいのです。不思議でしょ。

さあ、それでは今日も珈琲修行に励みましょう。

業務用卸

おはようございます。モーレツな雨の朝の河津です。向かいの山が見えません。キョーレツな雷が鳴って、地鳴りがしています。皆様の町はいかがでしょうか。お気をつけてお過ごしください。

さて、おかげ様で当地での営業も3年目に入りました。毎日が新鮮な気持ちで仕事させていただいています。

ありがたいことに最近は、カフェ、レストラン、宿、オフィスなどの方からの豆を使いたいというお話をたくさんいただくようになりました。そのような事業所等向けの卸業務もしているので、紹介させていただきます。リンクを貼っておくので、よろしければご覧ください。

ご連絡をお待ちしています。

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