修禅寺

昨日は、山の向こうの修善寺温泉の修禅寺に行って来ました。夏の終わりに八ヶ岳に泊まりに行く予定が台風で中止になったので、久しぶりにお邪魔しようかと。

やはり空いていましたが、いつ来てもいい空気感お寺で心が落ち着きます。いつも整っています。境内の左側に面白い沢山の仏様が並んでいました。どれも、ああ人生ってそんな感じですよねというような表情の皆さんでおもしろいですよ。

修善寺駅の中の売店のそばは本当にお勧めです。椎茸そばは自家製のおいしい椎茸の旨煮がたくさん載って、ソバがいいものを仕入れているようで、それを一度茹でて、温かいメニューでも一旦冷水でしめてからもう一度軽くゆでるという手のかかる製法で出てきます。いい感じの歯ごたえで妻も絶賛です。オススメですよ。

本日は定休日ですが、発送作業をやっているので店頭でも珈琲豆の販売発送の対応ができます。よろしくお願いいたします。

コスタリカ

珈琲豆ニューアイテム登場

コスタリカ・ホワイトハニー 

コスタリカでよく行われている「ハニープロセス」という独特の精製方法で仕上げます。収穫した果肉を剥いて、内果皮の周りにあるミューシレージというぶよぶよした部分を残した比率で、ブラックハニー、イエローハニー、ホワイトハニーと分けられます。

この残し方で甘みの出方に差が出ます。

今回のホワイトハニーは、中煎りに仕上げてあり、濃厚なハチミツのようなアロマで、口に含むと鮮度のいい南国フルーツのようなジューシーな味わいがいい感じです。そうだな、今朝食べたスモモの様な味でもある。

数量限定です。お早めにどうぞ。発送もします。100g¥930。

ブラジル・フルッタメルカドンはいったん終売です。

本日は定休日ですが、店内で発送作業をしているので、店頭電話メール等での珈琲豆の販売発送は対応できます。よろしくお願いいたします。

黙祷

台風が来ていますね。皆さん安全にお過ごしください。河津では3週間ぶりくらいの降雨なので、農業的には助かりました。

昨日は終戦の日。今年も正午にサイレンが鳴り、私も店の前に出て黙祷を捧げました。いつもそうですが、その1分間は心が静かになり、特に考えることもなく、そして黙祷を終わるころになると涙が流れます。

日本人だからでしょうか。いや、どこの国の人でも感じることだと思います。

そもそもここ日本列島において、縄文時代は戦争のようなことは無かったようです。多少の農耕はしていましたが、狩猟採集生活だったので所有の文化がなかったおかげでした。

でも弥生時代になり農耕が本格化し、定住がはじまったところから争いが起こり始めたそうです。家を土地を田畑を所有する。すると持ってるものと持たざるもので貧富の差が発生して戦争になった。つまり資本主義の始まりのようなものでしょうかね。

それがどんどん拡大していって、一部の人たちの所有の概念のぶつかり合い、今は変質してきてお金の流れの自己都合から戦いが始まっているような気がします。

戦争はいやだ、やめよう。

これはきれいごとでしょうか。私にはそうは思えない。何にだって言葉にしきれないような遠大な目標があるはずです。一人一人がどんなにつらくても地平線を目指して歩みを進めて行く。「きれいごと」などと言って、人の夢を笑うことは私にはできない。

しばらく前のある人によって、言葉の解釈ひとつで日本は普通に戦争ができる国になってしまいました。でも、その現実を見つめつつ、戦いは起こさないという矜持を持ち続けることはできます。

少なくとも私は、何事であれ、人がそうだから国がそうだから世間がそうだからと言って言い訳をする生き方を選択しないように気をつけて行こうと思います。

給水訓練

年始の能登半島地震では、飲料水も必要ですが、むしろ雑用水(トイレ、洗濯、風呂その他)の確保が問題になりました。なので、その確保について真剣に考えたところ、河津にはでかくてきれいな河津川があることに気づき、川の水を汲んで使おうということに至りました。

ただ、川があっても一定量を運んでくるシステムが必要。緊急時は車電気は使えないという前提で考えました。そして、まずは耐荷重190キロの折り畳みカートを用意しました。

これはいいです。重いものを積んでもフレームのブレを感じません。で、ポリタンクで24lの水をボウルですくって、家まで戻る訓練をしましたが問題ないことを確認しました。

さらに飲み水にするために、ソーヤーの浄水器で漉してみました。意外に早く3lの水を浄水して、飲んでみましたが問題なく飲めましたよ。非常に能力が高いのですが、私の故郷横浜の柏尾川とか大岡川とかの水も理論上漉せてもあまり飲みなくないなあ。とにかく災害時の水の確保はできることになりました。トイレはざぶんと流して、洗濯は手でやって、風呂で行水もできます。とりあえずよし。

本日は定休日ですが、珈琲豆の発送しているので、店頭での販売発送の対応はできます。よろしくお願いいたします。

現場の話

いろいろなお店のお手伝いをさせていただいているので、まあ経験と思考の中からお話をすることが多いです。

例えば当店のようなロードサイドのお店の場合、道からどれくらい離れているか、周りの環境はどうかなどによって集客戦略が変わってきます。道にぴったり貼りついているのと数メートル後退しているのでは全然考え方が変わってきます。

のぼりとかボードとかも選び方、表現方法などはもう科学の世界です。何を選択してどう仕上げるか、誰をターゲットにしてどう訴えるかなどは、勉強すればいいだけなので誰でもできます。

そう考えると、気づいてもらうには店のつくりはどうなのか、意外にお客目線になると自分の店は、店っぽく見えなかったり、ウェルカム感が出ていなかったり、そもそも全く気付かない造りだったりということに気づきます。

さらに、店まで来てもらったときに何のお店なのか、主役のメニューは何かなどの伝え方、例えばメニュー表のつくり方もこれは科学なので、勉強すればいいだけです。

SNSで流せば人は来るなどというのは幻想です。答えは現場にあるものです。だから店づくりは楽しい。でも落ち着いて考えていられる余裕のある田舎だからいいのかもしれませんが、私も以前やっていた経済構造社会構造が都会のお店だとのんびり構えられないかもしれませんね。もうやりませんけどね。

生豆

珈琲豆の原料になる生豆がたくさん届きました。135㎏。

まあ消費にそれほどかかりませんが、最近はスペシャルティーコーヒーも本当に精選度が上がってきていて、悪いものを除く選別作業はしっかりやっていますが、はじく物が非常に少なくなってきています。

例えば20年ほど契約買い付けをしているブラジルの豆も、色々ありましたがとても品質が向上しています。生産者と輸出業者の努力のたまものです。ずっと買い続けているのでこの物価高騰の時代に、比較的安定した価格で仕入れることができています。

他の産地も昔は大変でした。カビや水分過多、乾燥豆、虫食いなどの欠点豆や石ころ、コンクリート片、針金、木片、ボルト&ナットなどまとめて送ってくるのではじきがいがありましたよ。欠点豆をとことんはじくと4割くらい出ちゃったりして。

最近は、欠点が少ないうえに純粋に品質も向上してきていますね。値段も向上していますが。まあ仕方ないですね。頑張ってもらいたいものです。

コロンビア

さて、またまた自分の為に珈琲を淹れました。まあ、当たり前ですよね。

コロンビア・フロール・ド・セレッソ

20年以上前の開店当初は、コロンビア・スプレモ・エスメラルダというプレミアムクラスの豆を使っていて、これもまあとてもおいしかったので、やはりコロンビアの豆はわたしにとってとても大切で好きな豆ですね。

フロール・ド・セレッソというのは、ポルトガル語で桜の花という意味です。オリジナルブランドとして命名しました。セレッソだと桜なのですが、サッカーチームみたいなのでちょいと長い名前にしました。

現在はスペシャルティーの、コロンビア・ドミンゴをこのブランド名で使っています。当店の看板商品のなでしこブレンドに45%入っています。ベリーっぽい酸味が軽い苦みと絡んで、少し甘みを感じるようになってとてもおいしい。

でもこの豆、普通の味なんです。極深煎りまでテストしてみましたが、普通においしいのですが、普通過ぎて取り下げ。逆に普通だからブレンドベースにもいいんですね。実は、極浅煎りのスーパーサードウェーブにも使っています。秘密の焙煎を施して、果てしなく飲みやすい極浅煎りにしてあります。

だいぶ長く使っていますが、一時期混入物が多いなど問題が発生したりして、産地に連絡をしてもらって品質向上が進んできました。まあ、長いことお付き合いをして信頼関係を作っていくのが大切ですよね。世界のすべては人間関係ですから。

本日は定休日ですが、珈琲豆の発送をしているので、店頭での販売発送ができます。よろしくお願いいたします。

本日も早朝から焙煎中です。

焙煎機は熱くなるので、周りもものすごく暑くなるんじゃないかと思われていますが、そんなことはありません。200℃を超えますが、溶鉱炉じゃないので触れなければ部屋が強烈に暑くなるとかはありません。

写真の炎の上に見えるものがドラムです。この中に生の豆が入ってグルグル回って焙煎を進めて行きます。よく見ると穴が開いていますが、これは直火式という方式で、ドラムの中に火が入って豆に直接火があたります。なので焦げやすかったりして難しいなどと言われます。

他には穴のないドラムのものもあって、これは半熱風式と言われます。直接火が豆にあたらないので、ムラなく焙煎ができます。世間ではこの方式の焙煎機を使っているお店が大半なようです。

もう一つは完全熱風式というものがあって、密閉に近いものの中に熱風を送り込んで焙煎をするというものです。私の師匠のところがこれを使っていて、全く違う感じの味になります。当店では多分出せない味。逆にこのマシンでは、当店の味はそもそも出せないので、本当の意味でそれぞれの味になります。

そんなマニアックな味わい方もまた面白いですよ。

最近は熱源がIHのものなどもあって、あっしにはよくわかりません。

5日(月)は臨時休業になります。

よろしくお願いいたします。

窒素

昨夜は、久しぶりにざっと雨が降りました。ところが、6時台に外に出たら、大気中のホコリが一掃されたのか、日差しがよりキョーレツです。いやあ、毎日大変ですね。

張り切って畑をやってきましたが、この春に植え付けたものは、非常に出来が悪くエダマメくらいしかまともに穫れなくなってしまいました。

そこで、色々調べたら単純に土中の窒素不足。つまり、栄養不足なようでした。まあよく考えずに何もいれずにやっていただけなので当たり前ですね。

となると、化成肥料の窒素を入れればいいじゃんとなりますが、あくまでも肥料農薬無しで行くことにしているので、マメ科の野菜に頼ることにしました。特に、早生のエダマメと小豆は空中の窒素を取り込んで地中に与えるというものすごい能力が高いので、この二つをどんどん使ってゆきます。

さらに、冬場などはイネ科のライムギやえん麦などで、土中に有機物を増やして行きます。

実は思い返すとだいぶ前からその兆候は出ていたんですね。人って、ケツに火がつかないと動かないものだなあ、自分を省みて思ってしまいました。

本日は定休日ですが、珈琲豆の発送をしているので店頭での販売発送ができます。

8月5日(月)は臨時休業となります。よろしくお願いいたします。