自家焙煎

隣町のお客様が「自家焙煎をしたい」とおっしゃるので、かつて私がやっていた手網焙煎用の道具を貸してあげました。

そもそもは銀杏を炒ったりするものですが、珈琲豆の焙煎にも向きます。100gほどの豆を入れて、手前をクリップで止めて、ガス台の上でひたすらあおり続ける。

私が開業前に初めてやった時は2分で炭になりました。

手順としては、ガスは強火で一定にして網の上下で火力調整をします。20分ほどでパチパチいって煙が出始めたら火から外して、素早く下から扇風機で急冷します。

焙煎した豆をお持ちになったので、一緒に試飲をしました。いやあ、お店が開けそうなうまさです。素晴らしい。

更にやる気を出して、フライパンでやってみたいと言われるので、テキストを貸してあげました。私はやったことがないので、結果を教えてくださいね。

フレンチブレンド

卸先のお店から「カフェオレに向く豆を」という要望がありました。フレンチブレンドがお勧めなのですが、正直、最近のスペシャルティー珈琲は味が大変繊細になってきているので、その結果深煎りの多くの熱量に耐えられないものが増えてきています。自身もちょっと不満があったので、この機会に徹底的に見直してみました。

まず柱になるコロンビアの豆の選択から始まり、味の足りない部分を見つけ出し、酸味を加えて香りの複雑化を目指して専用のグァテマラを用意して加えました。

さらに、新たな焙煎方法を開発して、香りとのど越し優先からミルクにも負けない味の厚みをつけてゆく方向で何度もチャレンジをしました。そして、今までにない飲みごたえのある深煎りが出来上がりました。まだまだ途上ですが、ぜひドスンと来るフレンチを味わってみてくださいね。100g¥670

本日は定休日ですが、珈琲豆の販売発送の対応ができます。よろしくお願いいたします。

GS

またまた2輪でお客様がおみえになりました。

BMWのGS1200で、千葉からのご来店です。もうGSも40周年なんですねえ。かっこいいなあ。あまりボクサーエンジンっぽく見えない。

しかしでかい。砂浜を走ってめりこんじゃったら大変そうです。楽でどこまでも走れそうですね。自宅を出た時は。9℃でとても寒かったのですが、電熱服のおかげで快適だったそうですよ。私が若かった頃なんて、冬場はジャンパーの中に新聞紙を巻いて走っていました。バリバリいって大変でした。お金かけずに対策したい人にはお勧めです。

寒いので、お気をつけて。

450

最近2輪の乗り物のお客様が多くなりました。本日は、1960年にデビューした、その当時世界最速と言われたホンダCB450とVTR250に乗られた方がおみえになりました。

CB450は、ホンダが始めて造った大排気量車で、トライアンフなどと勝負したマシンですね。いやあ、すごいですねえ。

で、なんとこれのオーナーさんは女性で、しかも初めて買うバイクで、初めての遠出で来られました。「壊れませんか?」と聞いたら「壊れます」とおっしゃっていました。わはは。大切にしてくださいね。お二人仲良く。

お気をつけて。

ライムギ

先日畑に播いたライムギが一斉に発芽しました。壮観な風景です。

60㎝畝に3列、通路に一列播きました。

これが1m以上深くまでびっしり根を張ります。それが30㎝に延びたところで一斉に細かく刈り取って、土中に鋤き込みます。その根と茎が土中の微生物の皆さんの餌になって、どんどん分解されて土が良くなってゆきます。

で、本当に良くなってくれればいいのですが、まあ大丈夫でしょう。春先が楽しみです。

本日は定休日ですが、発送作業をするので珈琲豆の販売発送ができます。よろしくお願いいたします。

またまたブロンプトン登場

先週に続いて、またまた自転車ブロンプトンに乗ったお客様がおみえになりました。東京から伊豆急行での輪行です。いやあ、驚きですねえ。

外国人の方々で、東京で生活されているそうです。

写真左が私の子で、真ん中がPラインという上のグレードのもので右の子がCラインという私と同じもので、スペシャルカラーリングで国内に3台しか存在しないらしい。かわいいですねえ。こちらも軽量化カスタムが施されています。

輪行遊びはまだ始めたばかり無そうなので、いろいろと出かけてみたいようですね。

自転車で仲間になれるんですねえ。なんて素敵なんでしょう。お気をつけて。

ドリッパー

ふたつのドリッパーを比較してみました。

左が円錐の一人分の専用ドリッパーで、角度をつけて一人分の豆でも粉の層を厚くしているもの。専用のペーパーが必要です。右が伝統的な小判型のスタイル。

味はと言いますと、一人用のものはずいぶんさっぱりする印象があります。いつも使っているものはもう少し色々な味がします。実は22年前の開店時に、円錐にするか小判型にするか考えましたが、味で比べて小判型を採用しました。

まあ、好みの問題でしょうけどね。

ふたつとも三洋産業製ですが、一人用はほとんどお湯を回さなくてもいいので、とても簡単です。これはある意味アドバンテージ。お店のスタイルとして、いくつか並べてどんどん高速で淹れていくのもいいかもしれません。

メーカーに問い合わせたところ、近日中に小判型も左のフラワードリッパーと言われる溝のスタイルのものに統一されるらしい。ただ、今と同じペーパーを使うので、抽出方法は変わらないそうです。味はどうなるんでしょうね。まあ楽しみではあります。

本日は定休日ですが、店頭での豆の販売発送はできます。よろしくお願いいたします。

ブロンプトン登場

三島から山を越えて自転車のブロンプトンでお客様がおみえになりました。写真の左。右の青いのは私の子。

うれしいですねえ。帰りは河津駅から伊豆急行で帰ります。輪行仲間でした。

このモデルはPラインと言って、カーボンを使った私のものよりもいいフレームで軽いです。しかも12段変速なので、走りももちろんいいです。実車を見ながら改良点を色々教えていただいて、勉強になりました。

伊豆のここ河津から南はあまり行ったことがないらしいので、ぜひ今度はと勧めておきましたよ。ここからが伊豆はいい!

今度は私が山を越えて(バスでね)三島に行って、みしまコロッケのはしごツアーをしたいので、お邪魔しますねえ。

お気をつけて!

ライムギ

一昨日は、畑の畝に緑肥としてのライムギの種を播きました。

もともと水田だったところに大量の土を持ってきて埋めた土地です。その土が大問題で、大量の巨大な石と以前他の人が使っていた椎茸のビニールハウスの撤去されていない資材やその他もろもろのごみがあまりに沢山埋まっていました。

それらの撤去と地中の硬盤層の破壊を目的として、スコップひとつで深くまで土をひっくり返したところ、土中の生態系もすべて壊してしまったようで、今年の春作は、ほとんど何もとれなくなってしまいました。

土が最低の状態になったので、地中に有機物を供給するためにライムギを播きました。冬を通して、1メートル以上深くまでびっしりと根がはるそうです。それを微生物がどんどん分解して土が良くなってゆきます。

夏から秋は、窒素分の供給のためにエダマメと小豆を植えました。それを土中に鋤き込みました。

来春からの耕作が楽しみです。うまい野菜が食いたい!

本日は定休日ですが、珈琲豆の販売発送はできます。よろしくお願いいたします。

グッチ

バイクでお客様がおみえになりました。

モトグッチの1100です。おしゃれですねえ。

このマシンは20年ほど前のものですが、最近乗り始めて「サイコーです!」と言われていました。すばらしい。お気をつけて。

かつてモトグッチはイタリアなので、あのブランドのグッチと関係があるとか一族だとか言われていましたが、実は嘘で全然関係ないらしい。

バイクにも色々な都市伝説があって、昔の雑誌の裏表紙のあたりに広告が出ていたガンスパークというただのプラグキャップを交換するだけで「猛烈なパワーアップ」などというので使ってみましたが、何も変わりませんでした。

2ストのYAMAHA RZ250Rのリードバルブをカーボンにすると吸気が良くなって速くなるというので変えてみましたが、何も変わりませんでした。そんなことより普段からちゃんと整備をしておく方がずっと速さを維持できます。

まあ何事も経験ですので、こういうことも言えるというものです。