おはようございます。晴れ渡る朝の河津です。
いよいよアイス珈琲の季節ですと言いたいところですが、なんかうら寒くて暑くなるまでまだ数日なようです。
アイス珈琲の抽出の理論を少し。
アイス珈琲は、濃く少なくだした珈琲を氷のグラスに注いで、氷でのばしてちょうどよい濃さにするというのが大まかな目標です。
では、濃く少なく抽出するにはどうしたらいいか?
まず、豆は深煎りを使います。当店で言うとフレンチブレンド。冷たいものなので、味が強いものを使わないと味自体を感じにくくなります。さらに爽快なのど越しを実現するためには苦み成分がないと感じられなくなります。
次に、ホット珈琲よりも細かく挽きます。粉全体の表面積を増やしてより成分を多く抽出します。
お湯の温度をホット珈琲より少し高めにして、より濃く成分を抽出します。
ホット珈琲より注ぐお湯を細くして、より細かくゆっくり回します。
蒸らしを含めて3投で抽出終了。4投以降は薄くなるので使いません。濃い部分だけを使います。
そうして濃く少なくだした珈琲を、氷を山盛りに入れたグラスに一気に注いて素早く攪拌してできあがり。氷のグラスに最初からドリッパーを載せてやる方法もありますが、味が引き締まりません。
こんな感じです。さあ!頑張りましょう!
本日もよろしくお願いいたします。