若者諸君へ

明日は、今年1月にもあった浜岳中学校1年生諸君のための「職業講話」の日。 また、未来の青年たちの前でお話ができることにわくわくしている。
で、「秘密」が明日にでも決まってしまいそうだ。
夢を一杯胸に抱いている若者に対して、私は何を話せばいいのだろうか。… しっかりと話をしなくなってしまった大人たち。物を考えることを拒否してしまった大人たち。
彼らが重要な年齢になる20年後、30年後を思うと心が震える。気が付いたときには不自由な世界になっているのだ。
私が生まれたときにはすでに動いていて、先日爆発してしまった原発の負債も結局彼らが負担することになる。
気づかなかった、知らなかったとはいえ、結果的に容認してきたのは私達大人だ。
不自由な世界も気が遠くなるような負担も作ってきたのは、私達なのだ。
恥ずかしい。ごめんなさい。
でも、せめて、自分の頭で考えることだけは止めないで。傍観者にはならないで。
もっと若いころは「あなたが世界の中心にいるんじゃない!」などといわれたが、だれだって自分が生きている世界の中心には自分がいるのだ。逃げてはいけない。
「自分」が歯を食いしばって頑張らなきゃ、世界なんてよくなりゃしないんだ。
別に政治や原発のことなど話しはしないけれども、メールやネットなどでなく、しっかりと人と話をして、よりよい世界を作ってゆく能力と心を身につけてほしいといったことを話そうかと思う。
子供のいない私にだって、子供たちの未来を思う資格はあるはずだ。もっと見る