
台風が来ていますね。皆さん安全にお過ごしください。河津では3週間ぶりくらいの降雨なので、農業的には助かりました。
昨日は終戦の日。今年も正午にサイレンが鳴り、私も店の前に出て黙祷を捧げました。いつもそうですが、その1分間は心が静かになり、特に考えることもなく、そして黙祷を終わるころになると涙が流れます。
日本人だからでしょうか。いや、どこの国の人でも感じることだと思います。
そもそもここ日本列島において、縄文時代は戦争のようなことは無かったようです。多少の農耕はしていましたが、狩猟採集生活だったので所有の文化がなかったおかげでした。
でも弥生時代になり農耕が本格化し、定住がはじまったところから争いが起こり始めたそうです。家を土地を田畑を所有する。すると持ってるものと持たざるもので貧富の差が発生して戦争になった。つまり資本主義の始まりのようなものでしょうかね。
それがどんどん拡大していって、一部の人たちの所有の概念のぶつかり合い、今は変質してきてお金の流れの自己都合から戦いが始まっているような気がします。
戦争はいやだ、やめよう。
これはきれいごとでしょうか。私にはそうは思えない。何にだって言葉にしきれないような遠大な目標があるはずです。一人一人がどんなにつらくても地平線を目指して歩みを進めて行く。「きれいごと」などと言って、人の夢を笑うことは私にはできない。
しばらく前のある人によって、言葉の解釈ひとつで日本は普通に戦争ができる国になってしまいました。でも、その現実を見つめつつ、戦いは起こさないという矜持を持ち続けることはできます。
少なくとも私は、何事であれ、人がそうだから国がそうだから世間がそうだからと言って言い訳をする生き方を選択しないように気をつけて行こうと思います。