
新たな焙煎の知見を得ました。というよりも再確認したというところでしょうか。
連続して焙煎をしているとき、釜が温まっている状態温まっている状態で極浅煎りを焙煎するという厳しい条件の場合、一気に温度が上がり過ぎてやっかいなことになりやすいです。
そういう時は火力を落として、熱い空気を抜きつつ一定の火力で温度を上げて行くということはわかっていたけれども、改めてやり直してみるといい結果が出ました。
浅煎りというものはそもそも短時間で焙煎を終えるので、総合的に与える火力が少なくなります。その時に、いかにして芯まで一様に火を通すかを考えます。科学が解っていないと難しいでしょうね。
写真を見ていただけると浅煎りの割にはしわが伸びています。よく火が通っている証拠になります。もちろん、焙煎直後から強い香りが立ち始めました。うううん顕著だな。
最近は、いろいろな仕事(?)を自身の生き方の表現としてやられている方も増えていますが、商売と言うものは、商品として認められるレベルのものを用意することができることが前提です。どれだけ物語があったり、手間がかかっているかはお客様からすると関係ありません。
では、そのレベルとは何か?
そんなものはお金と時間と気合を死ぬほど使って、散々の失敗を繰り返して自分の中に取り込む以外にありません。コスパの問題ではありません。
お金を頂く仕事は結果がすべてです。気をつけましょう。