
昨日は、東京ビッグサイトで行われている珈琲業界の展示会SCAJ2024に行って来ました。
いやあ遠いし疲れたな。疲れたというのは、体力的な疲れだけでなく「産業疲れ」と「資本主義疲れ」。
昨年も行きましたが、特に変わることもなくむしろ昨年のブースをそのまま出している業者もありました。
一所懸命4時間歩きまわりました。昨年も感じたのですが
「この人たち、どんな人生を送りたいんだろう」
という疑問が今年はより強く感じました。新機軸に見える○○焙煎とか、○○ロースターズとか、スターに祭り上げている「トップバリスタ」とか・・・
芸能界じゃないんだから、どうせ珈琲なんだから何をこれ以上できるんだろう。彼らがどんな仕事をしてどんな製品を生み出しているのかを知り尽くしているから湧いてくる疑問なのかもしれませんね。
スペシャルティーコーヒーも、長年続いた先進国の搾取状態を直して、生産国の皆さんの生活の向上に協力しようとの思いで始まったことですが、こちらの側は、「高く売って沢山稼ぐため」、現地のちょっと賢い皆さんにおいてはここぞとばかりに大したことのないものを高く売りつけようとしているように見える。
業者だけでなく一般の皆さんが劇的に増えて、大喜びしていますが、彼らはよくわからず高いものを買うことがカッコいいと思っているのかな?私には、為替レートなどの影響だけに見えない。
お金を稼ぐ目的は、究極的には食料を得るためです。誰が何と言おうと、家も車もバイクも無くても何とかなりますが、食い物だけは絶対ないとダメです。それだけのことなのにね。お金がなければ自分で作れば、それほど稼がなくても生きて行けます。
昨日の皆さんの住んでいる、仕事をしているところでは何も作れないし作る気もなさそう。
都会の神奈川から田舎に来て、それだけで資本主義と距離を置くことが少しできて、野菜を作るようになってより遠くなれている気がします。競争よりも、一年後の土の出来具合を考えています。春に自家採取したジャガイモのキタアカリが春よりもしっかりと育ってきました。
それくらいの感じで生きてゆきたいと思います。本日も豆の販売できます。