黙祷

台風が来ていますね。皆さん安全にお過ごしください。河津では3週間ぶりくらいの降雨なので、農業的には助かりました。

昨日は終戦の日。今年も正午にサイレンが鳴り、私も店の前に出て黙祷を捧げました。いつもそうですが、その1分間は心が静かになり、特に考えることもなく、そして黙祷を終わるころになると涙が流れます。

日本人だからでしょうか。いや、どこの国の人でも感じることだと思います。

そもそもここ日本列島において、縄文時代は戦争のようなことは無かったようです。多少の農耕はしていましたが、狩猟採集生活だったので所有の文化がなかったおかげでした。

でも弥生時代になり農耕が本格化し、定住がはじまったところから争いが起こり始めたそうです。家を土地を田畑を所有する。すると持ってるものと持たざるもので貧富の差が発生して戦争になった。つまり資本主義の始まりのようなものでしょうかね。

それがどんどん拡大していって、一部の人たちの所有の概念のぶつかり合い、今は変質してきてお金の流れの自己都合から戦いが始まっているような気がします。

戦争はいやだ、やめよう。

これはきれいごとでしょうか。私にはそうは思えない。何にだって言葉にしきれないような遠大な目標があるはずです。一人一人がどんなにつらくても地平線を目指して歩みを進めて行く。「きれいごと」などと言って、人の夢を笑うことは私にはできない。

しばらく前のある人によって、言葉の解釈ひとつで日本は普通に戦争ができる国になってしまいました。でも、その現実を見つめつつ、戦いは起こさないという矜持を持ち続けることはできます。

少なくとも私は、何事であれ、人がそうだから国がそうだから世間がそうだからと言って言い訳をする生き方を選択しないように気をつけて行こうと思います。

給水訓練

年始の能登半島地震では、飲料水も必要ですが、むしろ雑用水(トイレ、洗濯、風呂その他)の確保が問題になりました。なので、その確保について真剣に考えたところ、河津にはでかくてきれいな河津川があることに気づき、川の水を汲んで使おうということに至りました。

ただ、川があっても一定量を運んでくるシステムが必要。緊急時は車電気は使えないという前提で考えました。そして、まずは耐荷重190キロの折り畳みカートを用意しました。

これはいいです。重いものを積んでもフレームのブレを感じません。で、ポリタンクで24lの水をボウルですくって、家まで戻る訓練をしましたが問題ないことを確認しました。

さらに飲み水にするために、ソーヤーの浄水器で漉してみました。意外に早く3lの水を浄水して、飲んでみましたが問題なく飲めましたよ。非常に能力が高いのですが、私の故郷横浜の柏尾川とか大岡川とかの水も理論上漉せてもあまり飲みなくないなあ。とにかく災害時の水の確保はできることになりました。トイレはざぶんと流して、洗濯は手でやって、風呂で行水もできます。とりあえずよし。

本日は定休日ですが、珈琲豆の発送しているので、店頭での販売発送の対応はできます。よろしくお願いいたします。

現場の話

いろいろなお店のお手伝いをさせていただいているので、まあ経験と思考の中からお話をすることが多いです。

例えば当店のようなロードサイドのお店の場合、道からどれくらい離れているか、周りの環境はどうかなどによって集客戦略が変わってきます。道にぴったり貼りついているのと数メートル後退しているのでは全然考え方が変わってきます。

のぼりとかボードとかも選び方、表現方法などはもう科学の世界です。何を選択してどう仕上げるか、誰をターゲットにしてどう訴えるかなどは、勉強すればいいだけなので誰でもできます。

そう考えると、気づいてもらうには店のつくりはどうなのか、意外にお客目線になると自分の店は、店っぽく見えなかったり、ウェルカム感が出ていなかったり、そもそも全く気付かない造りだったりということに気づきます。

さらに、店まで来てもらったときに何のお店なのか、主役のメニューは何かなどの伝え方、例えばメニュー表のつくり方もこれは科学なので、勉強すればいいだけです。

SNSで流せば人は来るなどというのは幻想です。答えは現場にあるものです。だから店づくりは楽しい。でも落ち着いて考えていられる余裕のある田舎だからいいのかもしれませんが、私も以前やっていた経済構造社会構造が都会のお店だとのんびり構えられないかもしれませんね。もうやりませんけどね。

生豆

珈琲豆の原料になる生豆がたくさん届きました。135㎏。

まあ消費にそれほどかかりませんが、最近はスペシャルティーコーヒーも本当に精選度が上がってきていて、悪いものを除く選別作業はしっかりやっていますが、はじく物が非常に少なくなってきています。

例えば20年ほど契約買い付けをしているブラジルの豆も、色々ありましたがとても品質が向上しています。生産者と輸出業者の努力のたまものです。ずっと買い続けているのでこの物価高騰の時代に、比較的安定した価格で仕入れることができています。

他の産地も昔は大変でした。カビや水分過多、乾燥豆、虫食いなどの欠点豆や石ころ、コンクリート片、針金、木片、ボルト&ナットなどまとめて送ってくるのではじきがいがありましたよ。欠点豆をとことんはじくと4割くらい出ちゃったりして。

最近は、欠点が少ないうえに純粋に品質も向上してきていますね。値段も向上していますが。まあ仕方ないですね。頑張ってもらいたいものです。

コロンビア

さて、またまた自分の為に珈琲を淹れました。まあ、当たり前ですよね。

コロンビア・フロール・ド・セレッソ

20年以上前の開店当初は、コロンビア・スプレモ・エスメラルダというプレミアムクラスの豆を使っていて、これもまあとてもおいしかったので、やはりコロンビアの豆はわたしにとってとても大切で好きな豆ですね。

フロール・ド・セレッソというのは、ポルトガル語で桜の花という意味です。オリジナルブランドとして命名しました。セレッソだと桜なのですが、サッカーチームみたいなのでちょいと長い名前にしました。

現在はスペシャルティーの、コロンビア・ドミンゴをこのブランド名で使っています。当店の看板商品のなでしこブレンドに45%入っています。ベリーっぽい酸味が軽い苦みと絡んで、少し甘みを感じるようになってとてもおいしい。

でもこの豆、普通の味なんです。極深煎りまでテストしてみましたが、普通においしいのですが、普通過ぎて取り下げ。逆に普通だからブレンドベースにもいいんですね。実は、極浅煎りのスーパーサードウェーブにも使っています。秘密の焙煎を施して、果てしなく飲みやすい極浅煎りにしてあります。

だいぶ長く使っていますが、一時期混入物が多いなど問題が発生したりして、産地に連絡をしてもらって品質向上が進んできました。まあ、長いことお付き合いをして信頼関係を作っていくのが大切ですよね。世界のすべては人間関係ですから。

本日は定休日ですが、珈琲豆の発送をしているので、店頭での販売発送ができます。よろしくお願いいたします。

本日も早朝から焙煎中です。

焙煎機は熱くなるので、周りもものすごく暑くなるんじゃないかと思われていますが、そんなことはありません。200℃を超えますが、溶鉱炉じゃないので触れなければ部屋が強烈に暑くなるとかはありません。

写真の炎の上に見えるものがドラムです。この中に生の豆が入ってグルグル回って焙煎を進めて行きます。よく見ると穴が開いていますが、これは直火式という方式で、ドラムの中に火が入って豆に直接火があたります。なので焦げやすかったりして難しいなどと言われます。

他には穴のないドラムのものもあって、これは半熱風式と言われます。直接火が豆にあたらないので、ムラなく焙煎ができます。世間ではこの方式の焙煎機を使っているお店が大半なようです。

もう一つは完全熱風式というものがあって、密閉に近いものの中に熱風を送り込んで焙煎をするというものです。私の師匠のところがこれを使っていて、全く違う感じの味になります。当店では多分出せない味。逆にこのマシンでは、当店の味はそもそも出せないので、本当の意味でそれぞれの味になります。

そんなマニアックな味わい方もまた面白いですよ。

最近は熱源がIHのものなどもあって、あっしにはよくわかりません。

5日(月)は臨時休業になります。

よろしくお願いいたします。

窒素

昨夜は、久しぶりにざっと雨が降りました。ところが、6時台に外に出たら、大気中のホコリが一掃されたのか、日差しがよりキョーレツです。いやあ、毎日大変ですね。

張り切って畑をやってきましたが、この春に植え付けたものは、非常に出来が悪くエダマメくらいしかまともに穫れなくなってしまいました。

そこで、色々調べたら単純に土中の窒素不足。つまり、栄養不足なようでした。まあよく考えずに何もいれずにやっていただけなので当たり前ですね。

となると、化成肥料の窒素を入れればいいじゃんとなりますが、あくまでも肥料農薬無しで行くことにしているので、マメ科の野菜に頼ることにしました。特に、早生のエダマメと小豆は空中の窒素を取り込んで地中に与えるというものすごい能力が高いので、この二つをどんどん使ってゆきます。

さらに、冬場などはイネ科のライムギやえん麦などで、土中に有機物を増やして行きます。

実は思い返すとだいぶ前からその兆候は出ていたんですね。人って、ケツに火がつかないと動かないものだなあ、自分を省みて思ってしまいました。

本日は定休日ですが、珈琲豆の発送をしているので店頭での販売発送ができます。

8月5日(月)は臨時休業となります。よろしくお願いいたします。

酸っぱい

当店自慢の極浅煎りコロンビア・スーパーサードウェーブを淹れました。なかなか自分の為に淹れるというのはやらないので、たまにやると楽しい。お金がかからないと真剣にやらないというのはまずいような気がします。

まあとにかく、改めて味わってみても

「うううん・・・酸っぱいな」

当たり前です。酸っぱく作っているので。でもね、かなりいきなり酸っぱいのですが、その味が口の中に残りません。通常こんなに浅煎りにしてしまうと、口の中でどんどん酸味と渋みとえぐみが積もって、大変なことになりますが、そうならないように、さっと引くように焙煎しています。

これは他では味わえませんよ。

はっきり言って技術自慢。わははのは。スーパーサードウェーブというのは、浅煎りのサードウェーブコーヒーを超えるという意味でネーミングしました。ちょっと古くなってきたかな。まあいいや。

本日は定休日ですが、珈琲豆の販売発送をやっているので、店頭、電話でのご注文をお受けしています。よろしくお願いいたします。

恍惚の手洗い

昨日は、東京ビッグサイトのカフェ関係の展示会に行って来ました。日々是勉強ですからね。

アイスクリーム、特にジェラートとカカオ、つまりチョコレート関係のものが多く出ていました。まあ、例えばジェラートなら試食をしてもらって、ジェラートやるなら器材からお手伝いしますよというようなことです。

メディアで有名なコーヒーハンターのご本人がいました。なかなか立ち姿がいい人です。

驚きのものも色々あって、焼き立てピザの自販機は、注文ごとにピザを焼いて箱に入れて出してくれます。これで深夜3時に突然モーレツにピザが食べたくなっても大丈夫です。マシンは600万円だそうです。何枚売ればいいんだろう。

抽出データをスマホのアプリと連動させるという、ドリップセットが出ていました。なんど聞いてもどこがいいのかがよくわかりません。始めてドリップをやる初心者向けのものだそうです。セットで4万円。全開で腕が折れるほどドリップしましょう。

マシンのセンサーに手を当てると自動で30秒でパンケーキを焼いてくれるという愉快なマシンが出ていました。これには感動しました。まさにオンデマンド。ちなみにこのマシンは、専用の粉を購入すればタダで貸してくれるそうです。結構現実的にお店によっては使えそうですね。

ドリンクに入れるだけでそのドリンクがギラギラ光るというものすごい粉を売っていました。人畜無害なものだそうです。これもおもしろそう。

鍋のようなもので少量から簡単に焙煎してくれるマシンがありました。見てるだけで愉快です。

実は一番感動したのが、この手洗い器。手をかざすとまず少量のソープが出て、続いてシャワーの水が出て、最後にペーパーが出てきます。これはすごい。手がすべすべして無駄がない。水が90%、ソープ、ペーパーが60%、コストで70%の削減になるそうです。なんか洗った後に自分の格が上がったような気になりました。これはお勧め。

ゆりかもめの駅では、複数の係員が同時にスピーカーでロボのように注意を促しているので、何を言っているのか全く分かりませんでした。

いろいろなものが出てきているのを知ることができて、行ってよかったですね。

本日は定休日ですが、発送で店にいるので、豆の販売発送は対応できます。よろしくお願いいたします。

和歌山製品

和歌山のお土産というか地場産品をいくつかご紹介。

まず、金山寺味噌。麦を使ったものでごはんのお供に最高です。もろきゅうにもピッタリ。もともと発祥はここ和歌山で、千葉静岡にも伝わって作られています。買うときは表示をよく見て、なるべく添加物の少ないものを選ぶようにしましょうね。変な無駄な甘みが付いてくる可能性があります。

そして、醤油は和歌山県の湯浅が発祥で、13世紀のことです。知っていました?銚子でも野田でもない。その湯浅の超こだわり醤油が本当にうまい。とても濃いのだけれどもすごく食べやすくて、ご飯やおかずの最後に仕上げにさっとかけると極上の味になります。ちなみのこの「濁り醤(ひしお)」は、漫画美味しんぼにも出たものです。

その次は梅酒。私初めて梅酒がうまいと思いました。これは海南の黒牛というおいしい酒蔵が、日本酒を使って作ったものです。なんともフルーティーで飲みやすい。

最後は、妻の友達のヒトミさんがやっている、和歌山市紀三井寺の「なぐさファーム」のジャム。実は和歌山はフルーツ天国であらゆるものができます。それをヒトミさんが腕を振るってジャムに仕上げます。どれもすごくうまい。何しろ妻が作ってお店で提供していたジャムは、ヒトミさんに教わった技術で作っていました。ぜひ行ってみて下さい。

歴史の重さと伝統が圧倒的で、日常のものがうまい和歌山県素敵です。Oh!Yeah!