ブラジル復活

珈琲豆ニューアイテムといいますか復活の豆のご案内です。

ブラジル・棚干しムンドノーボ

当店がグループで20年ほど契約している農園からのものです。ミナスジェライス州セラード地方の、ワグナー・フェレーロさんの農園の豆を、毎年継続して仕入れています。

年々品質が良くなってきています。

収穫した豆の果肉を水洗で落としたものを、腰の高さ位のアフリカンベッドと言われる大きなざるのようなもので全方向から水分を抜くので、じっくりと時間かけて乾燥させることができ、甘みが増加し、品質の向上をすることができ方法です。これを棚干しと呼んでいます。

ムンドノーボというものは、品種名です。とても使いやすい品種だと感じています。浅煎りから深煎りまで使えます。

これを中煎りに仕上げて用意しました。久しぶりに飲むとやっぱりうまいなあ。チェリーっぽい優しい酸味と甘みがとても素敵ですよ。オススメです。

100g¥670

ブラジル・山口農園ブルボンは終売になります。

※9月9日(月)は臨時休業させていただきます。よろしくお願いいたします。

まるで梅雨

もう一週間以上大雨が続いています。以前、当店が存在した神奈川県平塚も大変なことになっているようです。皆さんお気を付けください。

雨でも何でも早朝から焙煎です。もうすべてがペタペタで、湿度計も80%になっています。こういう時は、豆の水分値も上がっているのと焙煎機内の環境も変化しているので特殊な焙煎を施します。

梅雨の一番ひどい時の焙煎方法を採ります。

豆からたくさんの水分が発生するので、それを効率よく抜いていきます。ある意味沢山発生させて強制的に排出するといった方がいいですかね。でないと水分がこもって何とも湿っぽい味になります。

こう言っている間にも手に汗がにじんできて嫌な感じです。

まあぼちぼち行きましょうかね。

修禅寺

昨日は、山の向こうの修善寺温泉の修禅寺に行って来ました。夏の終わりに八ヶ岳に泊まりに行く予定が台風で中止になったので、久しぶりにお邪魔しようかと。

やはり空いていましたが、いつ来てもいい空気感お寺で心が落ち着きます。いつも整っています。境内の左側に面白い沢山の仏様が並んでいました。どれも、ああ人生ってそんな感じですよねというような表情の皆さんでおもしろいですよ。

修善寺駅の中の売店のそばは本当にお勧めです。椎茸そばは自家製のおいしい椎茸の旨煮がたくさん載って、ソバがいいものを仕入れているようで、それを一度茹でて、温かいメニューでも一旦冷水でしめてからもう一度軽くゆでるという手のかかる製法で出てきます。いい感じの歯ごたえで妻も絶賛です。オススメですよ。

本日は定休日ですが、発送作業をやっているので店頭でも珈琲豆の販売発送の対応ができます。よろしくお願いいたします。

コスタリカ

珈琲豆ニューアイテム登場

コスタリカ・ホワイトハニー 

コスタリカでよく行われている「ハニープロセス」という独特の精製方法で仕上げます。収穫した果肉を剥いて、内果皮の周りにあるミューシレージというぶよぶよした部分を残した比率で、ブラックハニー、イエローハニー、ホワイトハニーと分けられます。

この残し方で甘みの出方に差が出ます。

今回のホワイトハニーは、中煎りに仕上げてあり、濃厚なハチミツのようなアロマで、口に含むと鮮度のいい南国フルーツのようなジューシーな味わいがいい感じです。そうだな、今朝食べたスモモの様な味でもある。

数量限定です。お早めにどうぞ。発送もします。100g¥930。

ブラジル・フルッタメルカドンはいったん終売です。

本日は定休日ですが、店内で発送作業をしているので、店頭電話メール等での珈琲豆の販売発送は対応できます。よろしくお願いいたします。

黙祷

台風が来ていますね。皆さん安全にお過ごしください。河津では3週間ぶりくらいの降雨なので、農業的には助かりました。

昨日は終戦の日。今年も正午にサイレンが鳴り、私も店の前に出て黙祷を捧げました。いつもそうですが、その1分間は心が静かになり、特に考えることもなく、そして黙祷を終わるころになると涙が流れます。

日本人だからでしょうか。いや、どこの国の人でも感じることだと思います。

そもそもここ日本列島において、縄文時代は戦争のようなことは無かったようです。多少の農耕はしていましたが、狩猟採集生活だったので所有の文化がなかったおかげでした。

でも弥生時代になり農耕が本格化し、定住がはじまったところから争いが起こり始めたそうです。家を土地を田畑を所有する。すると持ってるものと持たざるもので貧富の差が発生して戦争になった。つまり資本主義の始まりのようなものでしょうかね。

それがどんどん拡大していって、一部の人たちの所有の概念のぶつかり合い、今は変質してきてお金の流れの自己都合から戦いが始まっているような気がします。

戦争はいやだ、やめよう。

これはきれいごとでしょうか。私にはそうは思えない。何にだって言葉にしきれないような遠大な目標があるはずです。一人一人がどんなにつらくても地平線を目指して歩みを進めて行く。「きれいごと」などと言って、人の夢を笑うことは私にはできない。

しばらく前のある人によって、言葉の解釈ひとつで日本は普通に戦争ができる国になってしまいました。でも、その現実を見つめつつ、戦いは起こさないという矜持を持ち続けることはできます。

少なくとも私は、何事であれ、人がそうだから国がそうだから世間がそうだからと言って言い訳をする生き方を選択しないように気をつけて行こうと思います。

給水訓練

年始の能登半島地震では、飲料水も必要ですが、むしろ雑用水(トイレ、洗濯、風呂その他)の確保が問題になりました。なので、その確保について真剣に考えたところ、河津にはでかくてきれいな河津川があることに気づき、川の水を汲んで使おうということに至りました。

ただ、川があっても一定量を運んでくるシステムが必要。緊急時は車電気は使えないという前提で考えました。そして、まずは耐荷重190キロの折り畳みカートを用意しました。

これはいいです。重いものを積んでもフレームのブレを感じません。で、ポリタンクで24lの水をボウルですくって、家まで戻る訓練をしましたが問題ないことを確認しました。

さらに飲み水にするために、ソーヤーの浄水器で漉してみました。意外に早く3lの水を浄水して、飲んでみましたが問題なく飲めましたよ。非常に能力が高いのですが、私の故郷横浜の柏尾川とか大岡川とかの水も理論上漉せてもあまり飲みなくないなあ。とにかく災害時の水の確保はできることになりました。トイレはざぶんと流して、洗濯は手でやって、風呂で行水もできます。とりあえずよし。

本日は定休日ですが、珈琲豆の発送しているので、店頭での販売発送の対応はできます。よろしくお願いいたします。

現場の話

いろいろなお店のお手伝いをさせていただいているので、まあ経験と思考の中からお話をすることが多いです。

例えば当店のようなロードサイドのお店の場合、道からどれくらい離れているか、周りの環境はどうかなどによって集客戦略が変わってきます。道にぴったり貼りついているのと数メートル後退しているのでは全然考え方が変わってきます。

のぼりとかボードとかも選び方、表現方法などはもう科学の世界です。何を選択してどう仕上げるか、誰をターゲットにしてどう訴えるかなどは、勉強すればいいだけなので誰でもできます。

そう考えると、気づいてもらうには店のつくりはどうなのか、意外にお客目線になると自分の店は、店っぽく見えなかったり、ウェルカム感が出ていなかったり、そもそも全く気付かない造りだったりということに気づきます。

さらに、店まで来てもらったときに何のお店なのか、主役のメニューは何かなどの伝え方、例えばメニュー表のつくり方もこれは科学なので、勉強すればいいだけです。

SNSで流せば人は来るなどというのは幻想です。答えは現場にあるものです。だから店づくりは楽しい。でも落ち着いて考えていられる余裕のある田舎だからいいのかもしれませんが、私も以前やっていた経済構造社会構造が都会のお店だとのんびり構えられないかもしれませんね。もうやりませんけどね。

生豆

珈琲豆の原料になる生豆がたくさん届きました。135㎏。

まあ消費にそれほどかかりませんが、最近はスペシャルティーコーヒーも本当に精選度が上がってきていて、悪いものを除く選別作業はしっかりやっていますが、はじく物が非常に少なくなってきています。

例えば20年ほど契約買い付けをしているブラジルの豆も、色々ありましたがとても品質が向上しています。生産者と輸出業者の努力のたまものです。ずっと買い続けているのでこの物価高騰の時代に、比較的安定した価格で仕入れることができています。

他の産地も昔は大変でした。カビや水分過多、乾燥豆、虫食いなどの欠点豆や石ころ、コンクリート片、針金、木片、ボルト&ナットなどまとめて送ってくるのではじきがいがありましたよ。欠点豆をとことんはじくと4割くらい出ちゃったりして。

最近は、欠点が少ないうえに純粋に品質も向上してきていますね。値段も向上していますが。まあ仕方ないですね。頑張ってもらいたいものです。