酸っぱい

当店自慢の極浅煎りコロンビア・スーパーサードウェーブを淹れました。なかなか自分の為に淹れるというのはやらないので、たまにやると楽しい。お金がかからないと真剣にやらないというのはまずいような気がします。

まあとにかく、改めて味わってみても

「うううん・・・酸っぱいな」

当たり前です。酸っぱく作っているので。でもね、かなりいきなり酸っぱいのですが、その味が口の中に残りません。通常こんなに浅煎りにしてしまうと、口の中でどんどん酸味と渋みとえぐみが積もって、大変なことになりますが、そうならないように、さっと引くように焙煎しています。

これは他では味わえませんよ。

はっきり言って技術自慢。わははのは。スーパーサードウェーブというのは、浅煎りのサードウェーブコーヒーを超えるという意味でネーミングしました。ちょっと古くなってきたかな。まあいいや。

本日は定休日ですが、珈琲豆の販売発送をやっているので、店頭、電話でのご注文をお受けしています。よろしくお願いいたします。

恍惚の手洗い

昨日は、東京ビッグサイトのカフェ関係の展示会に行って来ました。日々是勉強ですからね。

アイスクリーム、特にジェラートとカカオ、つまりチョコレート関係のものが多く出ていました。まあ、例えばジェラートなら試食をしてもらって、ジェラートやるなら器材からお手伝いしますよというようなことです。

メディアで有名なコーヒーハンターのご本人がいました。なかなか立ち姿がいい人です。

驚きのものも色々あって、焼き立てピザの自販機は、注文ごとにピザを焼いて箱に入れて出してくれます。これで深夜3時に突然モーレツにピザが食べたくなっても大丈夫です。マシンは600万円だそうです。何枚売ればいいんだろう。

抽出データをスマホのアプリと連動させるという、ドリップセットが出ていました。なんど聞いてもどこがいいのかがよくわかりません。始めてドリップをやる初心者向けのものだそうです。セットで4万円。全開で腕が折れるほどドリップしましょう。

マシンのセンサーに手を当てると自動で30秒でパンケーキを焼いてくれるという愉快なマシンが出ていました。これには感動しました。まさにオンデマンド。ちなみにこのマシンは、専用の粉を購入すればタダで貸してくれるそうです。結構現実的にお店によっては使えそうですね。

ドリンクに入れるだけでそのドリンクがギラギラ光るというものすごい粉を売っていました。人畜無害なものだそうです。これもおもしろそう。

鍋のようなもので少量から簡単に焙煎してくれるマシンがありました。見てるだけで愉快です。

実は一番感動したのが、この手洗い器。手をかざすとまず少量のソープが出て、続いてシャワーの水が出て、最後にペーパーが出てきます。これはすごい。手がすべすべして無駄がない。水が90%、ソープ、ペーパーが60%、コストで70%の削減になるそうです。なんか洗った後に自分の格が上がったような気になりました。これはお勧め。

ゆりかもめの駅では、複数の係員が同時にスピーカーでロボのように注意を促しているので、何を言っているのか全く分かりませんでした。

いろいろなものが出てきているのを知ることができて、行ってよかったですね。

本日は定休日ですが、発送で店にいるので、豆の販売発送は対応できます。よろしくお願いいたします。

和歌山製品

和歌山のお土産というか地場産品をいくつかご紹介。

まず、金山寺味噌。麦を使ったものでごはんのお供に最高です。もろきゅうにもピッタリ。もともと発祥はここ和歌山で、千葉静岡にも伝わって作られています。買うときは表示をよく見て、なるべく添加物の少ないものを選ぶようにしましょうね。変な無駄な甘みが付いてくる可能性があります。

そして、醤油は和歌山県の湯浅が発祥で、13世紀のことです。知っていました?銚子でも野田でもない。その湯浅の超こだわり醤油が本当にうまい。とても濃いのだけれどもすごく食べやすくて、ご飯やおかずの最後に仕上げにさっとかけると極上の味になります。ちなみのこの「濁り醤(ひしお)」は、漫画美味しんぼにも出たものです。

その次は梅酒。私初めて梅酒がうまいと思いました。これは海南の黒牛というおいしい酒蔵が、日本酒を使って作ったものです。なんともフルーティーで飲みやすい。

最後は、妻の友達のヒトミさんがやっている、和歌山市紀三井寺の「なぐさファーム」のジャム。実は和歌山はフルーツ天国であらゆるものができます。それをヒトミさんが腕を振るってジャムに仕上げます。どれもすごくうまい。何しろ妻が作ってお店で提供していたジャムは、ヒトミさんに教わった技術で作っていました。ぜひ行ってみて下さい。

歴史の重さと伝統が圧倒的で、日常のものがうまい和歌山県素敵です。Oh!Yeah!

一生懸命

和歌山2日目は、和歌山オブ和歌山の高野山金剛峰寺に行って来ました。インターを降りてから結構ハードな道を走ります。

いざ着いてみると、私、急にモーレツに眠くなり、境内から車まで歩くのもままならないくらいの異常な眠気が襲ってきて、1時間ほど車内で爆睡しました。寝不足でもないのに。妻が言うにはこういう力のあるところは、たまっているものを取ってくれるのでそういう反応が出るそうです。翌日もとにかく眠くて大変でした。

広域農道沿いを和歌山に戻りながら、いくつかお店に寄りました。すごかったのは、観音山フルーツパーラー。広大な自社農園で生産したものや地域の季節のフルーツを使った豪快なパフェが自慢です。下から隙間なく積み上げられていて、さっぱりしていて感動しましたよ。なるほどこういう風に作るのかと勉強になりました。

直売店舗の跡地をコーヒースタンドにしたところは、いい感じの皆さんが集っていました。

いわゆる古民家カフェ。

ですが、一番の売りはドーナツです。しっかり揚げたドーナツにドカッとクリームがサンドされていて感動です。ヘルシーだのSDGSだのなんか知ったこったありません。楽しいのが一番です。

和歌山市駅の中に、地元の酒蔵の立ち飲みコーナーがありました。ここは、社員が杜氏をして、若い蔵人が沢山。女性もいるそうです。歴史を大切にしながら、新しいアイデアもたっぷりです。うまかった。

和歌山というところは実際とても地味です。でも、公共交通や観光業、商業、農業などの皆さんが当たり前に前向きにしっかりと使命を果たしているように感じました。これが本当の「真面目さ」だと思いました。真面目というのは、ただ言われたことをなんとなくやることではありません。

歴史や伝統もかんがみず、何やっても遊び半分で中途半端な地域や事例も沢山見受けられる中で、和歌山はしぶとく生き残っていくような気がしたとても勉強になる旅でした。

座席指定特急列車

和歌山に行って来ました。和歌山県の和歌山市です。

大阪の「なんば」という駅から南海電車に乗ります。写真は座席指定の特急列車です。指定席券を買ってからホームに向かうと、ただの古い通勤電車がとまっていました。

車内も昔の昭和感全開の真っ赤な京急電車のような車内で、シート横の仕切りも昔ながらの鉄の棒。21世紀もだいぶ進んだ令和の世です。

こ・・・これに乗るのか?通勤電車の指定席なのか?

通勤電車のロングシートで座席指定は難しいぞと思いながら進むと・・・

なんと後ろ4両がレトロ通勤電車で、前の4両がかっちょいい今時の特急車両でした。

やっと座席指定特急っぽくなってきました。一安心。

車内はちゃんと見慣れた特急電車の風情で、ちゃんと座席番号がありました。

これで約1時間で和歌山に行きます。

でも、この南海の驚きの発想は実に現実的でいいなと思いました。ダイヤ作成の中で、沿線の人に特急電車を気軽に利用してもらうためのアイデア。指定券¥500を払いたくはないですよね。でも私のような観光客はまあ、ゆっくり座っていきたいなと思うわけで、それをまとめて実現。

カッコ悪いとか、気分が何だとか乗ってしまえば関係ありません。ぜひ他の鉄道会社も見習ってもらいたいものですね。こういうサービスは、利用客の信頼を高めることになりますね。たがいに感謝の気持ちになる。

和歌山市に入る前の和歌山県の母なる川紀の川を越えるときは、感動しますよ。

水出し珈琲

いよいよ暑くなってきましたね。やっと水出し珈琲の試飲用を用意しました。

麦茶のバッグの中に珈琲粉を詰めてお売りします。これを麦茶を作るようなボトルに2袋入れて水を1L注いで、冷蔵庫で一晩出来上がります。コツは、必ずバッグを取り出しおくこと。

ペットボトルや電気仕掛けの浄水器の水でなく、ただの水道水を使います。そもそも珈琲抽出に向きません。

一度作れば1週間保存がききます。夏のお友達にぜひどうぞ。¥570 1L用

モールチャンピオン

水曜日は電車に乗って、柿田川サントムーン(ショッピングモール)まで、映画の新しいマッドマックスを観に行ってきました。三島駅からの交通機関に自転車を持ってゆきました。

つい最近導入されたJR東海の車両がすごいです。3ドアで椅子の乗り心地もいいのですが、車いす&ベビーカースペースともの凄いトイレができています。

車いすの人も使えるように広くできていて、最新機器となんとおむつ替えテーブルも作られています。驚きました。で、広いところに折りたたんだブロンプトン自転車を置かせてもらいました。広さが分かりますね。

三島駅から自転車で10分位でサントムーンに到着。ここのモールの凄いところは、古いせいかフードコートの熱源が直火なところです。

で、フードコートのラーメン屋さんに久しぶりに行きました。ここ妙にうまい。どうやら麺に気合が入っていて、麺自体が麦の味がします。スープもさっぱりしていますよ。他にもオムライス屋さんとパスタ屋さんもオススメ。

モールの中の長距離移動で、ブロンプトンをたたんで下についている車輪でコロコロ押して移動しました。いやあ、ベビーカーのようで使いやすいったらない。純正バッグを固定したまま軽くコロコロどこまでも行けるので、ショッピングモール最強自転車ですね。これはいい。

水曜日のモールはガラガラでした。あ、映画観たんですよね。まあ、見る必要はなかったかなはははのは。映画は最強ではなかったですな。

ふくらみ

東京の大手町のオフィスに送る豆を横から撮りました。

それぞれが1キロの豆ですが、左から極浅煎り、中深煎り、深煎りと言った順番です。

同じ1キロでも量が違って見えますね。同じ豆を使っても、与える熱量が違う、わかりやすく言うと焙煎時間の違いによって、こんなに膨らみ方に違いができます。深煎りの方がより長時間焙煎することになります。

コーヒーの生豆は木の実の種なので、小さくて非常に硬い。それを加熱することによって細胞を膨らませて、最終的には細胞壁が破裂してこんなに大きくなります。2倍くらいになります。

そうなると飲むときの計量はどうすればいいのか?

見た目の量を同じにすると、中深煎り、深煎りと行くにしたがってより膨らんでいるので、軽くなってしまいます。なので、重量を合わせるためには、中深煎りの見た目の量を基準とすると、深煎りは1割増し、浅煎りは1割減くらいにすると合ってきますし、当店でもそうしています。

同じお店で色々な豆を買い続けていると、同じグラム数でも多く見えたり少なく見えたりすることがあると思いますが、そういうことでした。豆の豆知識。

本日は定休日ですが、豆の発送作業をしているので販売発送の対応はできます。よろしくお願いいたします。

義援金収めました

2月より開始した当店での能登半島地震の義援金ですが、合計で¥17176集まりました。

ありがとうございます!

私の第2の故郷の復興に皆さんのご理解と協力を頂き、メッセージを添えて能登町の義援金口座に昨日入金をしました。本当にうれしかったです。

私は若い頃、変な育ち方をしたせいかまわりとの関係づくりにおいて非常なコンプレックスを抱いていました。なぜ、あんなに楽しそうにできるのだろう?自分にはできない。いや本音では仲良くしたいのになぜか意地を張っていたのかもしれません。

そんな私が大学卒業後、送られた旧能都町の皆さんは優しかった。そうか、集団での付き合いが苦手なら、ひとりひとりひとつひとつの物事に丁寧にあたっていけばいいのか!という、小さな自信を与えてくれた土地です。

それを今でも日々実践しています。そんな感謝の思いを込めて実行しました。7月の初めには300年以上続く、あばれ祭りが開催されます。この祭りはもう、能登そのものなので、みなさんがんばって開催されるそうです。

すばらしい。

祭りの前に納めたかったのでよかった。これからも皆さんと一緒に能登半島の復興をみつめてゆきましょう。ありがとうございました。

本日は定休日ですが、豆の販売発送の対応はできます。よろしくお願いいたします。

ついに

東海バスの椅子の間に挟まっているものは、スーツケースでなく自転車です。

ついにです。ついに折りたたみ自転車の王者イギリスのブロンプトンを買ってしまいました。3か月の間に自転車を2台買う人生は想像しませんでした。いやあ、すごいです。もうこの小ささのおかげでお出かけ無限大です。

で、今回は家の前からバスに乗り、伊豆市湯ヶ島で降りて、狩野川の対岸の旧道を行きます。走り始めてすぐの明徳寺参道の茶屋で、草団子を頂きました。時間をかけて丁寧に焼いてくれてお茶付きで¥130なのですが、なんとサイクリスト割引の¥110です。経営の心配をしてしまいますが。この明徳寺、知っている人も多いのですが、「あれ」で有名。あっちの話よあっち。そんな大声で言えるわけないでしょう。まあ、行ってみればわかりますよ。

走り出してなぜ多く人が「いい」というのかすぐわかりました。とにかく「いい」ですブロンプトン。なあんだ、自転車なんてこれでいいんじゃんというかんじです。店まで来れば試乗させてあげますよ。

とちゅうで田んぼアートをやっていました。踊り子です。お見事。

修善寺駅の蕎麦屋さんの椎茸そばの椎茸は、本当にやばかったです。蕎麦もパリッとうまいですよ。オススメ¥580。

修善寺温泉まで行って、足湯に入りました。さすがに6月だと修善寺もガラガラでした。

人生初めて、自ら甘味処に入ってあんみつをたのみました。缶詰のフルーツでなく丁寧に切ってあって、白玉もキリッとしていて旨かったですよ。一石庵。甘味を追求するのもいいかもしれないなあ。

最後に、修禅寺さんにご挨拶をしました。いつもいい空気感のお寺ですね。ありがとうございます。

帰りも東海バスで、小学生ちびっこと共に居眠りしながら帰って来ました。ブロンプトンはどこにでもしまえるし、でっかいカバンでお土産も変えるし、最高の相棒になりそうです。